2024.08.02
自然のめぐみいっぱいのまち・朝倉。そのおいしさで有名な農産物はたくさんありますが、今回は7・8月に旬を迎える夏のフルーツをピックアップ。秋月は高木の梨や巨峰をはじめとするぶどう以外にも、実は福岡県内1位の生産量を誇るブランドフルーツなど盛りだくさん!フードスタイリストおすすめのおいしい食べ方も合わせてご紹介します。
8月下旬に出荷のピークを迎えるのが、福岡県産オリジナルブランドいちじく「とよみつひめ」。いちじくといえば、ガジッとした食感が気になるという人も少なくありませんが、朝倉の「とよみつひめ」はやわらかく、果汁たっぷりでジューシーなのが特徴。高い糖度ととろける食感で、お取り寄せ品としても人気です。
【食べかたアレンジ】
朝倉産「とよみつひめ」は糖度が高いので、砂糖やはちみつなどをかけずにそのまま食べるのがおすすめ。バゲットにクリームチーズとスライスしたいちじくをのせたオープンサンドは甘じょっぱいおいしさでクセになりますよ。
7月に旬を迎える梨は、朝倉の名産品としてよく知られるフルーツ。福岡県内2位の生産量はもちろん、何と言ってもそのおいしさで全国的なファンも多いくだものです。
梨といえば口いっぱいにあふれる果汁が醍醐味ですが、朝倉の梨の最大の特徴は、皮を剥いただけで部屋いっぱいに広がるほどの高い香り。さわやかな甘みの「あきづき」や、8月上旬まで楽しめる「幸水」、9月上旬までが旬の「豊水」、大きさが特徴の「新高」などの品種がつくられています。
【食べかたアレンジ】
ヨーグルトと和えたり、生ハムとベビーリーフに添えてバルサミコ酢をかけるサラダなど、朝倉の梨の強い香りと甘み、フレッシュな食感を生で楽しんで。
7月が旬の朝倉の桃は福岡県内生産量2位。夏を代表する人気のフルーツですよね。特に朝倉産のものは桃特有の甘みとわずかな酸味のバランスが良く、しっかりとしたおいしさで満足感も◎
朝倉では、甘みの強い「千曲」「あかつき」や、果汁の多い「日川白鳳」、濃厚な味わいの「川中島白桃」などの品種がつくられています。
【食べかたアレンジ】
桃は冷やしすぎると風味が落ちると言われる桃は、常温で保存して食べる1〜2時間前に冷蔵庫に入れて冷やしましょう。フレンチやイタリアンで登場し話題の「桃とモッツァレラチーズのサラダ」や、軽く砂糖を振ってトースターで焼き、バニラアイスを添える焼き桃もいいですね。砂糖はあくまで焦げ目をつけやすくするためのもの。自然の甘みを楽しめるよう、かけすぎないよう注意して。
日本原産のぶどう・巨峰をはじめ、朝倉では「博多ピオーネ」「博多ベリー」など、福岡の地域性を生かした品種がつくられています。
朝倉でぶどうと言えばフルーツ狩が人気。年によっては初秋まで楽しめるので、1シーズンに何回も訪れる方もいらっしゃるそう。
【食べかたアレンジ】
他の朝倉産の果物と同じく、ぶどうもそのままで十分おいしいのであまり手や味を加えずにいただきたいものですね。暑い日におすすめなのは、房から粒をとって凍らせた冷凍ぶどう。冷凍したぶどうは少し水にくぐらせただけで皮が剥きやすくなります。また、剥いたぶどうの皮にはポリフェノールがたっぷりですので、ジュースにしてもおいしくいただけますよ。
「地産地消」とは、地域の産物を地域内で消費することを言います。地域経済を活性化させたり、生産者の顔が見えるため食の安全・安心につながったり、物流距離が短縮されるのでフードマイレージが軽減できるなど、さまざまな効果が期待されています。
消費者視点で考えると、地元のおいしいものがとびきり新鮮な状態でいただけるわけですから、これ以上にうれしいことはありません。また、その産物が一番おいしい時期である「旬」を気にするようになるので、食卓に季節の彩りを加えることもできますし、観光に訪れた方も季節の楽しみやおいしさを存分に味わえるなんて、うれしいことづくめですね。
今回は、フルーツ王国・朝倉の夏のくだものをご紹介しました。福岡県内でも有数のフルーツ生産地・朝倉のおいしいフルーツを、朝倉の地でぜひお楽しみくださいね。
【参考サイト】
・JA筑前あさくら「農産物一覧」
・朝倉市ホームページ「朝倉市には旬がいっぱい!」(PDF)
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