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2024.08.16

【2024年版・朝倉の花火大会】晩夏の夜空に咲く百花の景

花火イメージ

あさくらの夏を締めくくる花火大会

まだ激しい暑さが残る8月ですが、暦の上では晩夏、夏の終わりです。朝倉では毎年夏を締めくくる花火大会が各所で開催されます。こちらの記事では、8月に開催される朝倉の花火大会についてピックアップしながら、日本人が花火を好む理由についても探ってみたいと思います。

日本人はなぜ花火が好き?

両國納涼花火之圖

  一立斎広重(安藤広重)の「両国納涼花火ノ図
(国立国会図書館デジタルコレクション)

季節や自然の機微を繊細に感じとることを大切にする私たち日本人。夏の夜空にパッと咲いて暗闇に消える花火は、桜の花と同じように、その「散り際のはかない美しさ」に愛される理由があるのかもしれません。

日本で最初の花火大会は、1733(京保18)年に開催された両国の花火大会(現在の隅田川花火大会の前身)と言われています。

海外でよく見る打ち上げ花火と言えば、新年やアニバーサリーを祝うものが多いですが、日本の花火大会は飢饉と疫痢の流行による死者を慰め、災いを祓うために徳川吉宗が両国で花火を打ち上げたのが始まりだそう。朝倉で開催される花火大会のうち「甘木川花火大会」も「流灌頂法要会」という慰霊の意味もあります。現在は夜も寝苦しいほどの暑さが残る8月ですが、昔は花火を見ながら夕涼みができたので、日本の夏の風物詩として定着したと考えられます。

【朝倉の花火大会①】甘木川花火大会・流灌頂法要会

それでは、ここからはこの8月末に開催される朝倉の花火大会をご紹介しましょう。まずは、先ほども少し触れた「甘木川花火大会」です。約4,000発の花火が、夜の小石原川の水面を美しく照らします。戦争などで亡くなった方々やご先祖さまの慰霊のために施餓鬼供養を催し、家内安全を祈願して流灌頂奉賛会が行われます。

甘木川花火大会・流灌頂法要会
【開催日】2024年8月24日(土)
【場所】小石原川甘木橋下流

【朝倉の花火大会②】夏まつりあさくら2024

一尺玉10連発が見られるのは、朝倉市内でもここだけ。約1,000発の花火が打ち上げられるのは、田中の浜で開催される夏まつりあさくら2024の花火大会です。朝倉と吉井町にかかる朝羽大橋の右岸下流で開催されます。

夏まつりあさくら2024
【開催日】2024年8月31日(土)
【場所】田中の浜グラウンド(筑後川朝羽大橋右岸下流)

花火大会へのお出かけはルールとマナーを守って

朝倉の花火大会はいずれも川で開催されますが、会場近くにお住まいの方やお勤めの方もいらっしゃいます。車で出かける場合の駐車場や、場所取りなどは、ルールとマナーを守って、夜の空に咲く大輪の花火を楽しみましょう。

【参考】朝倉市ホームページ「花火大会情報

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